RETIOメルマガ第140号より引用
◆◇◆ 行政の動き ◆◇◆
★☆《「平成29年度 住宅市場動向調査報告書」》★☆
国土交通省では、住み替え・建て替え前後の住宅、その住宅に居住する世帯の状況、住
宅取得に係る資金調達の状況等について把握し、今後の住宅政策の企画立案の基礎資料と
することを目的として、平成29年度調査(28年度分)の結果をとりまとめ公表しまし
た。http://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000126.html
調査結果の概況(主なポイント)
購入資金と平均年収
(1)購入資金は、注文住宅(4,472万円)が最も高く、注文住宅購入資金は、平均
世帯年収の約6年分。
(2)購入世帯の年収は、分譲マンション(798万円)、注文住宅(734万円)、分譲戸建
住宅(701万円)の順に高い。
(3)購入資金に占める自己資金の割合は、リフォーム(75.8%)、中古マンション
(51.3%)、中古戸建住宅(46.1%)が高く、分譲戸建住宅(26.4%)が低い。
居住人数
(1)一世帯あたりの平均居住人数は、注文住宅、分譲戸建住宅、中古戸建住宅で
「4人」、分譲マンションで「3人」、中古マンションで「2人」、民間賃貸住宅
で「1人」が最も多い。
住み替え・建て替え・リフォーム前後の延べ床面積の変化
(1)従前住宅との比較において、注文住宅(新築)、分譲戸建住宅、中古戸建住宅への
住み替えにより延べ床面積は3割以上広くなっている。
リフォームの動機
(1)リフォームの動機は、「住宅がいたんだり汚れたりしていた」(46.5%)が最も多か
ったが、長期的にみて変化は小さい一方、「家を長持ちさせるため」(29.8%)、
「さしあたり不満がなかったがよい住宅にしたかった」(14.4%)の回答は長期的に
みて増加傾向。
★☆《平成29年度国土交通白書》★☆
国土交通省では、毎年度、国土交通省の施策全般に関する年次報告として国土交通白書
を閣議配布し、公表しています。本年は、ライフスタイルに対する国民の意識について、
「働き方」「楽しみ方」「動き方」「住まい方」に分けて分析しています。